独自のVisual-Inertial SLAM技術

物流施設・製造工場に向けたデータドリブンな生産性向上を実現

物流施設・製造工場に向けたデータドリブンな生産性向上を実現

“見えないムダ”や非効率な動線を可視化し、物流施設・製造工場の作業効率向上、安全性強化、コスト削減を同時に実現

Guide Roboticsの屋内測位システム「GuideNS™」は、独自のVisual-Inertial SLAM技術を活用し、工場や物流施設における搬送車両、荷物、作業者などの位置を20cm単位で高精度に把握。
これにより、“見えないムダ”や非効率な動線を可視化し、作業効率の向上、安全性の強化、コスト削減を同時に実現します。さらに、常時稼働によるデータ蓄積を活かし、PDCAを回し続けることでスマートロジスティクスの継続的な改善を支援します。

課題

物流施設・製造工場運営において
こんな課題、感じていませんか?

  • フォークリフトや搬送機器、作業者の動線が非効率でも、判断の材料がない
  • フォークリフトや搬送機器の稼働率が把握できていない
  • レイアウト変更や設備増設の効果を可視化できない
  • ピークタイムの人手不足が慢性化
  • オフピークタイムの人員過剰が見逃されている
  • 混雑や交錯によるリスクが定量化されていない
物流施設・製造工場運営においてこんな課題、感じていませんか?
高精度測位で”見えない無駄”を解決

物流・製造現場の効率、安全、コストを最適化

物流・製造現場の効率、安全、コストを最適化
稼働率の改善
作業効率の最適化」
安全性の強化
全体効率化とPDCA

作業、動線、繰返、緊迫のデータを「見える化」して改善を実現

  • 動線と作業密度の可視化で「無駄の検知と解消」
  • 常時データ蓄積による「シフト・人員配置の最適化」
  • 安全エリアの常時モニタリングで「事故予防と責任分散」
  • レイアウト変更・繁忙対応の定量判断が可能

感覚や実態に頼らず、データで動線、実績、安全性を可視化

GuideNS™は、動線・稼働率・位置情報などの現場データをリアルタイムで取得・分析し、課題の本質を明らかにしながら、継続的な最適化を可能にします。

最適化の効果が大きい中〜大規模施設

GuideNS™導入に適した施設規模とその理由

中〜大規模施設では、人や機器の動きが複雑で“ムダ”が発生しやすく、定量的なデータに基づく改善が不可欠です。
広い現場ほど人件費や運用コストが高く、最適化の効果が大きいため、導入によるROIも高まります。
GuideNS™は、変化の多い大規模環境でこそ、継続的な改善と運用最適化に貢献します。

導入効果 業種 想定施設規模(目安) 想定車両台数(目安) 従業員数の目安
大型物流センター 10,000㎡以上 フォークリフト20台以上、AGV10台以上 50〜150名程度
製造工場(組立・加工) 5,000〜15,000㎡ フォークリフト10〜15台、AGV5〜10台 30〜100名程度
食品・医薬倉庫 3,000〜8,000㎡ フォークリフト5〜10台、AGV数台 20〜60名程度
ECフルフィルメント拠点 7,000㎡以上 フォークリフト10台前後、AMR活用併用 40〜100名程度
小規模倉庫・事業所 〜2,000㎡ フォークリフト1〜3台、台車・手押し主体 2〜10名程度
台数も動線も、もう感覚に頼らない。可視化による運用最適化。

GuideNS™導入で、フォークリフト運用の何が見える?どう変わる?

事例

人件費20%以上を削減した物流施設事例

物流施設内で動線・レイアウト・作業指示を見直したことで、人件費を20%以上削減。ネステナーによる品目管理やドライバーによる自主検品を導入し、検品スピード向上・チェック漏れ防止を実現。出荷準備の効率化により人員配置も最適化されました。

  • 検品スピード向上
  • 検品チェック漏れ防止
  • 出庫口までの動線、出荷までの時間短縮
  • 出荷時の人員削減(前日準備を導入)
GuideNS™導入で、フォークリフト運用の何が見える?どう変わる?

事例

人件費アップ抑制に繋がる物流施設最適化事例

作業工程や動線の見直し、レイアウトや作業指示順の最適化により、人件費の5〜10%相当の抑制効果を実現。ラックの並び替えやカート移動の導線統一により、作業員の配置が最適化され、余剰人員を不足エリアへ柔軟に再配置できる体制を構築しました。

  • 人件費アップ抑制(削減5-10%相当の効果)
  • 作業人員の配置適正
  • 余剰人員を不足するエリアへ補充
GuideNS™導入で、フォークリフト運用の何が見える?どう変わる?

テクノロジー

リアルタイム処理と低コストのハードウェアに最適化し、20cmの位置情報精度を実現
独自のVisual-Inertial SLAM技術による高精度屋内測位とは?

リアルタイム処理と低コストのハードウェアに最適化し、20cmの位置情報精度を実現

Visual-Inertial SLAMは、カメラの映像とIMU(慣性計測装置)の動きデータを組み合わせ、3Dマップを作成しながらセンサーの位置と方向を高精度に推定する技術です。
当社のシステムはリアルタイム処理と低コストのハードウェアに最適化され、センチメーター単位の精度を実現。
さらに、LiDARやホイールオドメトリーなどの外部センサーと組み合わせることでより高精度な位置推定が可能となります。
これにより、自律移動ロボット(AGV/AMR)をはじめとする様々な移動体の運転精度と効率の向上にも貢献します。

テクノロジー

競合他社と比較して大きな優位性

コアの Visual-Inertial SLAM技術(外部サイト)は、 SRI International(外部サイト)が米国政府からの多額の資金提供を受けて10年以上にわたって開発およびフィールドテストを行われてきたものです。多くのオープンソースのVisual-Inertial SLAMアルゴリズムが存在しますが、当社のソリューションは競合他社と比較して大きな優位性を持っていると考えています。

  • 実地検証済みの独自アルゴリズム – SRIインターナショナルからの特許およびソースコードを採用
  • 高精度:移動距離に対するドリフト率は0.1%。
    センチメートル単位の精度を実現する視覚的ランドマークマップをその場で生成・読み込み可能
  • 市販の低コストハードウェア上でリアルタイム性能に最適化
  • 照明変化・動体ブレ・遮蔽など視覚的に困難な環境にも強い設計
  • 将来対応:LiDARやホイールオドメトリとのセンサーフュージョンによりAGVへの展開も可能
テクノロジー

20cmの位置情報精度と効率で差をつける位置検知技術

GuideNS™は20cmの高精度測位を実現し、作業の正確性を大幅に向上させ、エラーのリスクを低減します。
さらに、遮蔽物の影響を受けにくく、設置が簡易であるため、導入が容易である点も大きな優位性です。

項目 ビーコン UWB Guide Robotics (Visual SLAM)
精度 3〜5m 0.5〜1.5m 20cm
遮蔽物の影響 あり あり なし
設置工事 必要 必要 エッジデバイス、タグマーカー設置のみ
エリア拡張 困難 困難 対応
テクノロジー

ヒートマップ・タイムチャート・稼働率分析を通じて、動線・作業密度・時間ごとの運用状況を一目で把握

GuideNS™では、フォークリフトや作業者の移動履歴や稼働状況をヒートマップとタイムチャートで可視化。さらに、日別・時間帯別の稼働率データを自動で集計・分析することで、以下のような現場課題の発見と改善につながります。

  • 稼働の偏りや滞留エリアの特定
  • 時間帯ごとのアイドル時間やピークの把握
  • 作業負荷の偏り、動線の重複、設備配置の非効率性

数値と視覚情報を組み合わせることで、現場改善の意思決定をスピーディかつ根拠あるものに変えます。

ヒートマップ・タイムチャート・稼働率分析を通じて、動線・作業密度・時間ごとの運用状況を一目で把握
ステレオカメラとミニPCを組み合わせた、Visual SLAMベースの屋内位置検知システム
テクノロジー

ステレオカメラとミニPCを組み合わせた、Visual SLAMベースの屋内位置検知システム

物流現場の既存フォークリフトに、ステレオカメラと小型PCを搭載するだけで、Visual SLAMによる高精度な屋内測位が可能になります。

工事不要で取り付けもシンプル。作業を止めずに導入でき、リアルタイムな動線可視化や稼働状況の把握がすぐに始められます。

GuideNS™の導入ステップとリアルタイム測位の流れ

「すぐ使える」を標準に 低負荷で現場にフィット

  • 建物内の数カ所にタグマーカーを設置し、搬送車両にエッジデバイスを後付けする
  • エッジデバイスから取得した位置情報をクラウドAPI経由で提供
  • Webブラウザクライアント上でデータを分析(API連携により顧客のBIツールでも利用可能)
「すぐ使える」を標準に 低負荷で現場にフィット
全体効率化維持とPDCA

「一時的な分析」では終わらない。
常時稼働だからこそ得られる現場最適化

GuideNS™は一度の分析で終わらず、現場の“今”を継続的に捉え続けます。常時取得される位置データは、改善の効果測定・安全対策・人員配置の見直しなど、現場最適化を日常的に支える資産となります。

  • 継続的なデータ蓄積で、時系列比較や傾向分析が可能に
    → レイアウト変更や季節波動の“Before/After”を数値で検証
  • PDCAサイクルを回し続けることで、改善が定着する
    → 一時的な最適化で終わらず、日常的な現場改革が可能に
  • リアルタイムモニタリングで安全性と生産性を両立
    → 動線の交錯や密集状態を常に監視し、即時に対策へ反映
  • 繁忙期や突発的変化にも対応できる柔軟な運用
    → 常時データがあるからこそ、異常値やリスクを早期に検知

FAQ

GuideNS™導入に関するよくある質問

GuideNS™の導入をご検討中の皆様から寄せられた実際のご質問と、導入現場での経験をもとにした回答をまとめました。システムの概要から導入要件、運用のポイントまで、現場の実情に即した内容を掲載しています。初めての方でも安心してご検討いただけるよう、わかりやすく解説しています。

GuideNS™は、天井や床への大規模な工事を必要とせず、エッジデバイスとタグマーカーの設置のみで稼働します。設置は比較的短期間で完了します。

GuideNS™はVisual SLAMベースのため、GPSが届かない屋内空間で高精度な測位が可能です。遮蔽物の影響を受けにくい点も特長です。

基本的に既存設備を大幅に変更する必要はありません。フォークリフト等にタグやセンサを装着し、ソフトウェアで管理・分析を行います。

GuideNS™はスケーラブルな構造のため、施設の拡張やレイアウト変更にも柔軟に対応可能です。

動線ヒートマップ、稼働率レポート、安全エリアの滞在時間など、多様な分析指標が可視化され、改善サイクル(PDCA)を現場で回すことが可能です。

早ければ導入から1ヶ月以内に動線の可視化と無駄の把握が可能になります。人員配置や稼働率の改善には3ヶ月〜半年程度で効果が現れるケースが多いです。

お問い合わせ・資料請求

物流・製造の現場を、もっとスマートに。
GuideNS™の導入で、効率・安全・コストの課題に答えを。
まずはお気軽にご相談ください。

お問い合わせ・資料請求

Guide Robotics株式会社について

Guide Roboticsは、物流、建設、セキュリティなどの産業用途向けに業務を最適化するツールの開発を使命としています。当社は、最高のパフォーマンスと優れたコストパフォーマンスで、グローバルにサービスを提供し、屋内測位システムと自律移動ナビゲーションの分野でリーディングプロバイダーを目指しています。


社名:
設立:
2020年12月
本社: